わいつーブログ

発達障害(ASD)だけど、生きづらさの克服を目指すブログ

フジ系列ドラマ、グッド・ドクターについて

こんにちは。

わいつーです。


今日はテレビドラマの話。


現在、フジ系列のドラマで

「グッド・ドクター」という番組が放映されている。


主人公は、自閉症スペクトラム障害を抱えた

小児外科医の男性。

社会性や他者への共感性が欠けているが、尋常じゃない記憶力を持っている設定である。


その作中で、気になる場面?があった。


ある日、患者の少年と主人公が出会いました。

その少年は、病気の手術が終わり、近いうちに退院できる予定です。

と、思っていたのは少年だけで、本当は病気が治っていなくて、また手術をする事になっています。

少年の母親と医師は、再手術の事を少年に隠していたのです。


しかし、主人公は本当の事を少年に言ってしまいました。

母親と他の医師は大激怒します。


という、ストーリーの一部だが

これは、自閉症スペクトラム障害の特徴を捉えていて

現実にも起こりうる事だと感じた。


母親と他の医師としては

早いタイミングで再手術の事を伝えてしまうと

少年のモチベーションを下げてしまうため、ギリギリまで伝えないつもりだった。


でも、主人公は

少年のためを思って、症状を詳しく説明したうえで、手術する事を伝えてしまう。


ここでの、根本的な原因は

主人公には全く悪気が無く、よかれと思ってやったという事と

本来なら

症状を詳しく説明して、手術する予定だと伝えるのが、正しい行為だという事。


自閉症スペクトラム障害だと

理屈で物事を考えたり、理解する事は得意である。

しかし、今回のような

少年のモチベーションという感情・感覚的な事を考慮するのは苦手。


更に、母親や他の医師の側から

感情・感覚的な理由のために

本来正しい行為を、やってはいけないと説明するのは、非常に難しい。

恐らく主人公も、理解ができないだろう。


このような出来事は、現実世界でも頻繁に起こりる。

しかし、何度同じような経験をしても、改善しづらい。

我ながら、厄介な障害を抱えていると思う。


※あくまで個人的な感想・考えです。

自閉症スペクトラム障害には、様々な特徴がありますので

障害がある方の、代弁をしているわけではありません。